カテゴリー別アーカイブ: 賃貸に関すること、不動産に関すること

賃貸に関することや不動産に関することを掲載しています。賃貸事情などプロの目からみたお話もします。たまに八王子の賃貸情報等もお届けします。

畳 (たたみ/じょう)

畳のあるお部屋「和室」

畳のあるお部屋「和室」

 日本家屋ならではの 畳のあるお部屋 和室。

 最近は和室のないオールフローリングなどの洋室のみの物件も増えました。

 和室は必要がないので洋室のみの物件を希望される方が増えました。

 しかし、小さいお子さんがいらっしゃるご家族の方など

 和室が一部屋あるといいな、というご意見もありました。

 和室でごろ~っとできるし、お洗濯ものを座ってたためるし、等のご意見でした。

 また、外国の方は日本ならではの「和室」がいい!とおっしゃる方もいらっしゃいました。

 日本のよさ 「 和 」 という、なごむ部屋として見直されている部分もあります。

 ところで、畳の広さを表す、和室6畳など、広さを示す単位で畳(じょう)としても
 
 使われます。

 また地域によって大きさに違いがあることも注意が必要です。

 たとえば・・・

  ◎ 京間は 6尺3寸 × 3尺1寸5分 

  ◎ 江戸間・田舎間は 6尺 × 3尺     

  ※ 1尺 = 0.30303m = 10寸 = 100分

 このような違いがあることなどから、不動産広告における面積の表示は

 メートル法によるのを原則とし、居室等の広さを畳数で示す場合には、

 各部屋の壁心面積を畳数で割った値が1.62平方メートル以上となるように

 しなければならないとされています。(不動産の表示に関する公正競争規約細則)。

 
  ※ 1畳 = 1.62㎡(0.49坪)

 
 

二重サッシ ~ペアガラス~

二重サッシ

二重サッシ

 最近の新築マンションでは、ペアガラスが常識になってきており
 賃貸マンションなどでも多く採用されてきています。

 防音・保温・防寒などの目的で二つのサッシを二重に取り付け、
 気密性を高めた窓ガラス。
 サッシ間の空気層の断熱効果により結露防止にも有効です。
 サッシの召し合わせ部分の気密性を高め、ガラスをペアガラスに
 するなど、2重サッシの機能を1枚のサッシに集約した断熱
 防音サッシもあります。これを「ペアガラス(複層ガラス)」と
 いわれています。

 上記の窓ガラスは、そのペアガラスが2重になっていますので
 断熱はもちろんですが、大通りに面している建物などには、
 だいぶ遮音されるため、『防音』に最適です。

 
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ユニットバス

ユニットバス

ユニットバス

 マンションやアパートメント等
 共同住宅の浴室はほとんどユニットバスになります。

 ユニットバスとは・・・
  床・壁・天井等を一体化し、防水性の高い素材で
  工場生産した浴室のことをいいます。
  不動産やさんの募集図面などの間取図に
  『UB』と略されて記されているのがそうです。

 シングルタイプのお部屋では
 浴室の中に一緒に洗面台が付いていものや
 おトイレ・洗面台・お風呂が一緒になっている
 3点ユニットバスの浴室もあります。
 
                           ↓

トイレ・バス・洗面台 3点ユニットバス

トイレ・バス・洗面台 3点ユニットバス

 そして、バスとトイレは別で独立しているが
 浴室の中に一緒に洗面台が付いている
 2点ユニットバスの浴室はこちら。
 
                           ↓

バス・洗面台 2点ユニットバス

バス・洗面台 2点ユニットバス

 

マンションの壁に吸気口

本日のそら 2014.12.6

本日のそら 2014.12.6

 今日はとても寒い1日でした。
 私は気がつかなかったのですが、こちら八王子ではみぞれが雪に変わって
 ちらほら・・・舞ったそうです。

 寒いわけです。

 こちらの空はお客様と待ち合わせ前に写した
 夕方の空。

  

 本日ご案内したお部屋は築約3年の浅いマンションの1室。
 やはり築浅なだけあって、また仕様・設備も良く
 建具もお洒落。収納も多いですし、機能性が高く
 住みやすい間取りでした。

 サッシも二重サッシになっていて機密性が高いので
 夕方で外は寒かったのですが、お部屋の中はそうでもなく
 「寒くないですね~。」と言っていただけました。

 そして、これは何ですか?

 

壁にある 吸気口

壁にある 吸気口

 

 機密性が高い室内なので、吸気口を設けているのです。
 外からの空気をマンションの室内に取り入れる為に
 ついています。

吸気口を開くと

吸気口を開くと

 このように開けて、空気を室内に入れているのです。

 台風など大雨、暴風の時は閉めておくといいですね。

現状回復義務 事務所・店舗編

 先日、店舗事務所の原状回復の見積もりの立会をしてきました。

 住宅と違って、店舗事務所とでは大きな違いがあることが分かります。

 住宅用賃貸では個人の契約となり、消費者保護の観点から
 『 消費者契約法 』 が適用されるので、経年劣化・自然損耗は
 日常生活をしていればやむをえないこととしてとらえられています。
 壁クロスの日焼けや冷蔵庫・テレビの電気焼けなど・・。
 
 しかし、事業用ともなれば用途が違うので原状回復の特約が広く
 認められているのです。

 店舗などの借主は、営利目的での利用が主となる事業用賃貸となるので
 多数の人員の出入りをはじめ、通常使用を超える損耗が想定される
 ことから、経年劣化による自然損耗とは認められず、原状回復特約が
 広く認められているということです。

 判例でも店舗事務所の場合は、退去する際は借りた時と同等の状態に
 原状回復して引き渡すということが出ています。

  ≪参考≫
  「 東京高判平成12年12月27日(要旨)」
  一般にオフィスビルの賃貸借においては、次の賃借人に賃貸する必要から、
  契約終了に際し、賃借人に賃貸物件のクロスや床板、照明器具などを取替える、
  場合によっては天井を塗り替えることまで原状回復義務を課する旨の特約が付
  される場合が多いことが認められる。オフィスビルの原状回復費用の額は、
  賃借人の建物の使用方法によって異なり、損耗の状況によっては相当高額になる
  ことがあるが、使用方法によって異なる原状回復費用は賃借人の負担とするのが
  相当であることが、かかる特約がなされる理由である。
  もしそうしない場合には右のような原状回復費用は、自ずから賃料の額に反映し、
  賃料額の高騰に繋がるだけでなく、賃借人が入居している期間は専ら賃借人側の
  事情に左右され、賃貸人においてこれを予測することは困難であるため、適正な
  原状回復費用をあらかじめ賃料に含めて徴収することは現実的には不可能である
  ことから、原状回復費用を賃料に含めないで、賃借人が退去する際に賃借時と同
  等の状態にまで原状回復させる義務を負わせることは、経済的にも合理性がある
  と考える。

  
  住居の賃貸借契約の個人としての消費者を守るということと違い、店舗事務所の
  契約は、その場所で営業する事業者としての契約になるので貸主・借主が対等で
  あるということですね。
  

前回の「原状回復義務」の記事(住宅編)

 

バリアフリー

 バリアフリーのお部屋とは・・・

 そもそもバリアフリーとは、

 高齢者や身体障害者など、体の不自由な人々の行動を妨げる
 物的・心理的障害を取り除くという意味です。

バリアフリーの室内(段差のないフラットなお部屋)

バリアフリーの室内(段差のないフラットなお部屋)

 住宅の中に階段や段差があったりするとそれだけで
 妨げになります。

 バリアフリーデザインはその障害となる物を除去し、生活しやすい
 よう設計されたものです。
 段差をできる限りつくらずにスロープ等を用いることも一つの
 手法です。

 高齢者の方が住みやすいお部屋だと、バリアフリーデザインに
 各部屋、廊下やトイレ、お風呂に手摺りなどをとりつけます。

手摺りのあるお風呂(追炊き付)

手摺りのあるお風呂(追炊き付)

 バリアフリーのお部屋は人に優しいですね。

 ★ バリアフリーで手摺りのある賃貸物件は
   こんなお部屋です。 → バリアフリーのお部屋

用語の説明 『プッシプルハンドルドア』玄関ドア

プッシュプルハンドルドア

プッシュプルハンドルドア

玄関のドアにもいろいろなタイプがありますが、
今回の用語「プッシュプルドア」ってなんですか?
というご質問があがりましたので、ご説明したいと
思います。

 * 上の写真の玄関ドアのようなことをいいます。

プッシュブルドアとは・・・・。

開き戸についたハンドルを、軽く押したり(プッシュ)、
引いたり(プル)するだけで開閉できるもの。
力をかけずにスムーズに割と静かに開閉ができる
ことでも魅力的です。このタイプの玄関ドアですと
二重ロックとしてがほとんどなので防犯上もいいです。

* Push-Pull door handle

 → 力をかけずにワンタッチで操作ができる。
  ダブルロック(二重の鍵)を組み合わせた
  プッシュプル錠を玄関ドアなどに使うこと
  が多い。
  また、劇場の非常口など、大勢の人を収容する
  施設の出入口に設ける「押し棒」もプッシュプル
  錠のひとつ。
  「パニック・バー」または「パニック・ロッド」
  ともいう。

 近年、新築分譲マンションなどでは取り扱われて
 きていましたが、最近、賃貸マンションのドアにも
 使われてきています。
 
 このプッシュプルドアを使っている賃貸マンション
 などを見ると、「おっ、いいねぇ~。」という感じに
 私の中では物件のポイントが上がってしまいます。

  → こちら新築アパートにも使われていますよ♪
    ★ 八王子 新築賃貸アパート

 ★ アセットメイクの八王子・日野の賃貸情報はこちら ★

まどりの表記  SLDKの「S」のこと

2SLDKと3LDKの違いはどのように違うのでしょうか?
という、質問をいただきましたので少し間取りの表記のことを
お話しします。

たとえば・・「3LDK」という表示は下記の間取図のように
3部屋 洋室6帖・洋室6帖・洋室6帖と
LDK リビングダイニングキッチン11.5帖となります。

3LDK 間取図

3LDK 間取図

そして、「2SLDK」のようにLDKの前にSが入っている
間取り表記を見かけます。図面上で数えてみると、部屋の数は
3つ。理屈としては3LDKと同じです。
ではなぜ3LDKではなく2SLDKと表記されているので
しょうか?

2SLDK 間取図

2SLDK 間取図

そもそも「S」とはサービスルーム(納戸)の略。
建築基準法に定められている採光や換気の基準を満たして
おらず、「居室」として認められない部屋のことをいいます。
物件によっては「N」と表記されることもあり、いずれも
収納スペースとして使われる場合が多いようです。

また、図面上でたまに見かける「DR」(ドレッシングルーム)や
「DS」(ダクトスペース)などの表記も同じく建築基準法上
「居室」の基準に満たない小スペースのことをいいます。

いずれも明確な区別はなく、不動産会社の判断に応じて
呼び名が違って記しています。

最近よく見かける「DEN」(=英語でほら穴、巣の意)も
基本的にはサービスルームと同じものです。
ただし、DENと表記されている場合には、納戸というよりは
書斎や趣味を楽しむためのフリースペースとしての使い方が
主流となっています。

最近話題のDIYのお部屋とは

入居者(借主)が好みの内装を選択して入居できるなど
「カスタマイズ」、「DⅠY」ができる賃貸物件が徐々に
増えてきています。
壁の一面を好きなカラーに変えられるなど。
一部DIYをしたいという希望を受けられるなど。
面白い取り組みです。

借りているお部屋であっても入居者のこだわりの自分好みの
お部屋になるので愛着がわき、長く住んでくれるということ
は、大家さん(貸主)にとってもいいですね。

しかし、賃貸借契約で退去時の原状回復費用の発生条件や
室内の改装工事に関しての取り決めなどを最初にしっかり
貸主・借主と決めておかないとトラブルの原因になります。
契約時に仕様書を提出することや、無断で追加工事を実施
した場合は原状回復義務の免責から外れることなどを組み
こんだ契約事項が重要なポイントとなりそうです。

八王子市内ではこのような物件はまだまだ少ないですが
築年数が古く改装を目的とした物件などに取り組めると
面白いかもしれません。

 ☆ D.I.Y.= Do  it Yourself 

日曜大工が流行っていて、女子でも手軽にできるよう
ホームセンターでは独自に日曜大工の講習をしているところも
増えています。
八王子市内でもホームセンターは多く点在しているので
手軽に物品も手に入ります。

 ☆ こちらの賃貸物件は築年数の古い物件に手を加え
   DIY部屋に改装されたものです。
   なかなか味わいあるお部屋ですよ☆

   →  DIY☆八王子の賃貸物件

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重要事項説明とは

 不動産を借りるとき、不動産を買うときに
 契約を取り交わす前に、大切な重要なことを
 書面をもって、不動産業者より説明を受けます。
 このとことを「重要事項説明」といいます。
 また、賃貸契約時に「重要事項説明」と同様に
 重要な説明として、(都条例)「住宅紛争防止条例に
 基づく説明」も大切ですのでこちらも契約前に
 説明します。

 重要事項説明を書面をもって説明をするものは、
 「宅地建物取引主任者」の資格を持った者
(宅地建物取引主任者)から、「宅建主任者証」
(免許証)を提示されて説明を受けます。

 説明をする内容としては、売買か賃貸で内容に
 よっては異なりますが、主に下記のとおりです。

 1.取引対象不動産の権利関係

  ・対象物件の所有者の権利状況
   物件の実際の所有者のこと。
   主に登記簿謄本に記載されている所有者のことです。

  

 2.取引対象不動産に係る法令上の制限

  ・対象物件がどういう場所にあるか
   法律で定めた土地の利用に関する事柄です。
   例えば、駅に近く商業施設が建ち並ぶ場所の
   マンションを想像してみてください。
   駅周辺の賑やかな商業施設の中に建物同士が
   接近して高く建ち並んでいる情景が目に浮かぶ
   と思いますが、その建物を建てる時にはこの
   「法令上の制限」に基づいて建てます。
   例えば、構造や壁材など燃えにくい材料を使わ
   ないと建ててはいけない地域です。など。
   また、例えば閑静な住宅街では、高い建物は建てられ
   ません。隣の家の日照を何時間確保しないといけ
   ません。この住宅街に遊技場(パチンコ店)は
   営業できません、など制限や規制があります。
 
   その取引した不動産がどういう制限・規制の
   ある場所にあるかを知ります。

 
 

 3.取引対象不動産の状態やその見込み

   ・対象不動産が新築でこれから建つものなのか
    また、築何年のどういう状態なのかを知ります。

 4.契約の条件に関する事項

   ・損害賠償や手付金など契約の条件に関することの
    説明です。
    また、契約を解除する時はどうするかなども
    説明があります。
 

  などが重要事項説明となります。

  重要事項説明は、不動産の特性や取引の形態に起因して
  取引当事者に不利益が発生することを防ぐための仕組みと
  されていて、その適正な実施が強く求められている
  大切な説明となります。
  
  ですので、分からないことがあれば、その場でしっかりと
  契約を取り交わす前に確認しておくことが大事なポイントです。

  今、この重要事項説明をIT化されるという動きが
  出てきています。
  正しい悪用のない取り引きが行われなければいけません。