住民の相談役、見守り役の「民生委員制度」の発足が100年を迎えたとのことです。
地域住民の福祉を草の根で支える非常勤の地方公務員の「民生委員」制度。
一人暮らしの高齢者の見守りを行うほか、経済的に困窮する住民の相談に
のるなど、多岐にわたる活動をされている。
近年一人暮らし世帯が増加し、委員の負担軽減も課題のようです。
現在約23万人いる民生委員の代表で構成する全国組織「全国民生委員児童委員連合会」の
担当者は「地域の役に立ちたいという思いからなる人が多い」と説明。
無報酬でありながら、住民に感謝されることがやりがいにつながっているという。
民生委員は市町村の世帯数に応じて定員が決まっており、近年一人暮らし世帯の増加に
伴って定員も増え、成り手が追い付かない状況ということ。
定員に対する欠員率は1999年度の0.7%から2014年度は2.1%と広がった。
地域巡回などの負担も大きく、仕事を持つ現役世代では両立が難しいという。
「1区域に委員1人」の原則を崩し、複数人で受け持つ工夫を行っているケースもあるという。
時代や地域事情で仕事も変わるようです。
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市では復興住宅の新たなコミュニティー
づくりが課題のようです。
高齢者や単身世帯に「どうやって外に出て(交流して)もらうかが課題だ」と語り、
孤立化防止に心を砕いている現状だそうです。
八王子市内の民生委員の方々の見守りにも感謝しています。
管理しているアパートでの一人暮らしの入居者さんも
お世話になっております。
※ ↓ 創設100年記念の切手が販売されていました。