2SLDKと3LDKの違いはどのように違うのでしょうか?
という、質問をいただきましたので少し間取りの表記のことを
お話しします。
たとえば・・「3LDK」という表示は下記の間取図のように
3部屋 洋室6帖・洋室6帖・洋室6帖と
LDK リビングダイニングキッチン11.5帖となります。
そして、「2SLDK」のようにLDKの前にSが入っている
間取り表記を見かけます。図面上で数えてみると、部屋の数は
3つ。理屈としては3LDKと同じです。
ではなぜ3LDKではなく2SLDKと表記されているので
しょうか?
そもそも「S」とはサービスルーム(納戸)の略。
建築基準法に定められている採光や換気の基準を満たして
おらず、「居室」として認められない部屋のことをいいます。
物件によっては「N」と表記されることもあり、いずれも
収納スペースとして使われる場合が多いようです。
また、図面上でたまに見かける「DR」(ドレッシングルーム)や
「DS」(ダクトスペース)などの表記も同じく建築基準法上
「居室」の基準に満たない小スペースのことをいいます。
いずれも明確な区別はなく、不動産会社の判断に応じて
呼び名が違って記しています。
最近よく見かける「DEN」(=英語でほら穴、巣の意)も
基本的にはサービスルームと同じものです。
ただし、DENと表記されている場合には、納戸というよりは
書斎や趣味を楽しむためのフリースペースとしての使い方が
主流となっています。