街中で、公園で、 小鳥がとまっている柵を見かけたことが
ありませんか。
この柵のことを 「 ピコリーノ 」って言うんです。
柵を製造・販売しているのはサンポールという会社。
商品名は確かに「ピコリーノ(小鳥付きアーチ)」と
ついています。
そもそもこのピコリーノとは、1981年にサンポールから
車止め商品第1号として発売されたロングセラー商品。
一般的にも販売されており、安いもので1個 約5万円という
お値段です。
しかしなぜピコリーノという名前に?
由来はイタリア語で「とても小さくてかわいらしいもの」と
いう意味。
「 piccolino(ピコリーノ) 」
デザインのかわいらしさを表現するためにサンポールの
開発者が名づけたそうです。
柵に小鳥がのっているのは、もともと公園の入口に設置
されるのを想定した商品だったため。
単なるコの字型だと公園には殺風景だということで、
金属造形作家の村中保彦さんにデザインを依頼してこの
小鳥付きアーチになったそうです。
小鳥のモチーフはスズメだと言われますが、特に種類は
決まっていないとのこと。
ちなみに金型を作り変えるたびにデザインも若干変更
しており、初代から2代、3代・・・と続いているそうで
見る人が見ればピコリーノがどの時代のものか分かるそうです。
ピコリーノ・ワールドですね。