八王子駅北口から約5分ほど北へ向かって歩き
甲州街道をわたりコンビニ「サンクス」の東側に
あります。
市守大鳥神社(いちもりおおとりじんじゃ)
天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原攻めに伴って
八王子城も落城し、その後、関東を支配することに
なった徳川家康は、大久保長安を代官頭とし、新たに
八王子宿を設けた。これが現在の八王子市街の原型と
いわれている。
八王子宿は、甲州街道沿いに横山宿・八日市宿・本宿・
八幡宿など15の宿があったため、八王子横山十五宿と
呼ばれていた。
横山宿では毎月4のつく日に、八日市宿では毎月8の
つく日に市が開かれたが、その市の守護神として
倉稲魂命を祀ったことに始まるという。
市守神社の縁起には、御神体の覆い箱の裏に
「人皇五代孝昭天皇勅願」「長田作左衛門」とある
ことから、伏見稲荷大社の御分霊で、北条氏照の家臣
・長田氏の守護神であっただろうとする。
天日鷲命は、江戸時代の中期に授福開運の神として
合祀された。また、市守神社には八王子宿を開くに
当たって功労のあった長田作左衛門を配祀するという
説もあるという。
大鳥神社では、毎年11月に「酉の市」が行われる。
とりの日とは暦の中で十二支のとりの日のことで、
「酉の市」とは、現在は稲荷神社などでも行われている
例もあるが、本来は、大鳥神社で行われる特殊行事
である。
商売繁盛の祈願をこめて熊手が売られていることも
特徴。
住所 : 八王子市横山町25-3
電話 : 042-644-7585