近年、様々な犯罪が横行しており、個人個人が防犯の意識を
強く持つことの必要性が高くなっています。
今回は、玄関の鍵の防犯の手口と対策、そして鍵の種類などに
関してご案内します。
≪鍵の犯罪の一例として≫
① ピッキング
合鍵以外の用具(ピッキング用具)を用いて、錠シリンダー
部分を操作して開錠
する手口。
→ (対策)錠シリンダーをCP-C錠等の性能の高い鍵に
交換すると良いとされています。
また、電子ロックキーや指紋錠等もあります。
※CP-C錠認定制度・・・ピッキングに強いシリンダー錠を
公的に認定する制度のことで、CPC-Cは
「 Crime Prevention Cylinder 」の略です。
② サムターン回し
サムターン(鍵を使わず施解錠操作をするためのつまみ)を操作
して開錠する手口。
→ (対策)サムターンに外から直接接触することができないように
防衛するためのカバー(サムターンカバー)を扉に取り付け
ると有効といわれています。
※サムターンとはどこ?・・・
ドアの内側の指でつまんで回転させ施開錠する部品のこと
③ カム送り解錠
特殊な道具を用いて、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケース内部に
働きかけてデットボトルを作動させ解錠する手口。
→ (対策)錠ケースの製造事業者が用意した対象商品が基本で
すが、リング状スペーサーなど、錠シリンダーとドアの
隙間を塞ぐ対策部品も販売されています。
防犯対策において、鍵も年々進化しており、防犯性を高くした
鍵となると、ディンプル系の鍵やカードキー等も防犯性に優れて
いるのでしょう。