絹の道を歩いて 八王子の歴史

絹の道

絹の道

京王線北野駅、長沼駅から南の方へと歩き山を越えると北野台と
いう住宅地に入ります。その住宅街を抜けるあたりに「絹の道」の
碑が立つ大塚公園があります。ここから森林の中を約1Kmほど
続く道が絹の道。

絹の道案内図(看板)

絹の道案内図(看板)

絹の道は八王子市指定史跡となっています。
また、文化庁の「歴史の道百選」に選定されています。

(指定区間)御殿橋から大塚山公園(道了堂跡)
(指定年月日)昭和47年10月26日

安政6年(1859年)の横浜開港から明治はじめの
鉄道の開通まで、八王子近郷はもとより長野・山梨・
群馬方面からの輸出用の生糸が、この街道(浜街道)を
横浜へと運ばれた。
八王子の市にほど近い鑓水には生糸商人が多く輩出し、
財力もあって地域的文化も盛んとなり、鑓水は
「江戸鑓水」とも呼ばれた。
なお、この「絹の道」という名称は、地域の研究者が
昭和20年代の末に名付けたものである。
 ~平成5年5月31日 八王子市教育委員会より~

生糸商人が往来していた道が保存され、舗装路に出た
あとは、生糸商人「八木下要右衛門」の屋敷跡に建て
られたのが、絹の道入口近くある「絹の道資料館」です。

明治時代の養蚕農家の貴重な建物も見ごたえがあります。

【絹の道資料館】
*絹の道や製糸・養蚕に関する資料を展示。
 休憩コーナーもある
住所/八王子市鑓水989-2
電話/042-676-4064
開館時間/3月~10月 9:00~17:00
     11月~2月 9:00~16:30
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料/無料
駐車場/7台分有

絹の道資料館

絹の道資料館