浅川は数多い多摩川の支流のひとつで、日野市百草で多摩川に
合流しています。
全長約30.4Kmのうち、その流域のほぼ2/3が八王子市
域になります。
その浅川にかかっている橋に注目して、どんな歴史があるのかも
含め下流からのご案内です。
「長沼橋」ながぬまばし
・日野市と八王子市長沼町を結ぶ、浅川と湯殿川との合流点に
架かる橋。1954年(昭和29年)に木造の橋が架けられ、
1993年(平成5年)に現在のコンクリート橋に新しく変わ
りました。
長さ143.5m 幅12mの橋。
「新浅川橋」しんあさかわばし(八王子バイパス)
・大和田町と北野町を結ぶ、国道16号バイパスの橋。
1985年(昭和60年)に架けられた橋です。
長さ190.7m 幅16mの橋。
「大和田橋」おおわだばし
・大和田町と明神町を結ぶ、甲州街道が浅川に渡る橋。
江戸時代、浅川は夏は飛石伝いに歩いて渡り、冬は
板橋を仮設して渡ったそうです。
1905年(明治38年)に木造の橋が架けられます。
1927年(昭和2年)に八王子で最初の鉄筋コンク
リートの橋が架けられました。
そして、1941年(昭和16年)と1960年(昭和35年)
に改修されました。
長さ121.1m 幅12mの橋。
1985年(昭和60年)に架けられた橋です。
長さ190.7m 巾16mの橋。
*大和田橋のお話*
大和田橋には、1945年(昭和20年)8月2日
米軍の八王子空襲を受けたとき、大和田橋下に駆け込ん
できた多数の人々を焼夷弾から守った歴史があるんだ
そうです。その焼夷弾の跡は、1997年(平成9年)
永久に保存されることになりました。
大和田橋は八王子の人々の命を救ってくれた大切な橋と
いうわけですね。そんな歴史ある橋を通っているんだな、
と、考え深くなりす。